2023年10月
トップ  > インド科学技術ニュース> 2023年10月

インド初、AIと先端技術を教えるスクールが開校

インドのケララ州首都ティルヴァナンタプラムに、インド初となる人工知能(AI)スクール、サンティギリ・ヴィディヤバヴァンが開校した。インドの人工知能(AI)関連のポータルサイトINDIAaiが8月31日付で伝えた。

同校は、生徒の学習経験を高めるために、AIやその他の先進技術を生徒に教える。さらに、機械学習(ML)や自然言語処理、データ分析などのAI技術を、学校のカリキュラム設計、評価、学習、学生サポートなどにも使用する。

このAIスクールは米国のiLearning Engines(ILE)USAと、インドのVedhik eSchoolのパートナーシップの成果であり、様々な専門家がこのプロジェクトを支えている。生徒が学習する内容は、新国家教育政策(NEP2020)の全国学校認定基準に合致したものであり、技術主導型の教育体験を生徒に提供することで、急速に進化する世界での課題を、生徒らがAIを用いて解決する力を備えることを目的としている。

AIスクールの特徴は以下のとおり。

  • 個別サポートサービス
    8~12年生までの生徒を対象に、多数の教師によるサポートの他、さまざまなテストやキャリアプランニングなど多面的なサポートサービスを提供する。
  • 総合的な能力開発
    Vedhik eSchoolが提供するAIシステムにより、学業以外に、面接テクニック、グループディスカッションの適性、文章力、英語力、情緒面などのスキルも育成する。
  • 競争試験の準備
    JEE、NEET、CUET、CLAT GMAT、IELTSなどの競争試験対策を行い、より良い高等教育を目指す。
  • 将来のためのガイダンス
    奨学金に関するガイダンスがあり、生徒が海外の有名大学への進学する機会を得るための支援を行う。
  • 低コストで高度な技術
    AIを使用して作られた最先端のオンライン・リソースを学校のウェブサイトからいつでも利用することができる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

上へ戻る