インドのウッタル・プラデーシュ(UP)州警察のラジャ・シュリバスタヴァ(Raja Shrivastava)上級事務局長(ADGP)は第49回全インド警察科学会議において、「人工知能(AI)の活用により、汚職事件の捜査に革命的な変化がもたらされた」と明らかにした。インドのAI関連のポータルサイトINDIAaiが10月12日付で伝えた。
シュリバスタヴァ氏は5G時代の警察を目的とした会議で、「AIのような最新のテクノロジーを使用することで、データを迅速に分析し、時間内に捜査を完了することができます。また、犯罪者のデジタル行動報告の調査にも役立ちます。さらに、金融行動分析は最近、さまざまな捜査で良い結果を出しており、法廷での証拠に確かな裏付けを与えています。こういった捜査のためにも、法執行チームとさまざまな部署との間のデータ共有が重要です」と話した。
情報局統合局長は、サイバーセキュリティの脅威について説明し、データ保護とサイバー衛生の重要性を強調した。彼は、サイバーセキュリティの重要な側面であるIPカメラのネットワークを確保することの意義について言及した。
デリー警察のBSジャイスワル(BS Jaiswal)副総監は、地理空間技術とビッグデータ分析を活用した効果的な国境管理について講演した。また、システム強化のためにGIS、GPS、Geodome技術の活用も提案した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部