2023年12月
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AI安全サミットにラジーブ大臣が参加、各国代表と会談 インド

英国で開催された「AI安全サミット(AI Safety Summit)」に、インドからは電子・情報技術相兼技能開発・起業促進相のラジーブ・チャンドラセカール(Rajeev Chandrasekhar)氏が参加し、各国の代表と会談した。インドの人工知能(AI)関連のポータルサイトINDIAaiが11月8日付で伝えた。

ラジーブ氏は英国、オーストラリア、オランダ、アイルランドの代表と二国間会合を行った。このうち、英国のAI・知的財産担当国務相のカムローズ(Camrose)氏との会談で、AIに起因するユーザー被害に関する潜在的なリスクについて掘り下げ、今後数カ月のうちにこの分野で具体的な進展が見られるよう協力していくことを誓った。オーストラリアのエド・ヒュージック(Ed Husic)産業・科学担当相との会談では、人材育成、新技術・重要技術、半導体エコシステム、サイバーセキュリティの分野における継続的な協力関係の強化について話し合った。

「インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相のビジョンは明確です。私たちはAIを利用して人々の生活を変革し、利用者の被害を軽減するために安全、信頼、説明責任を確保しなければなりません。より大きな利益、進歩、そして世界中の市民の繁栄のためにAIを活用するという原則を共有する、志を同じくするすべての国々の間で、コンセンサスが高まっています」とラジーブ氏は語った。

AI安全サミットに参加したすべての国々はAIシステムを人間の意図に沿わせることの重要性を強調し、AIの可能性を最大限に引き出すためのより深い探求を奨励するブレッチリー宣言に合意した。

また、ラジーブ氏は各国の代表に、2023年12月に開催のAIに関するグローバル・パートナーシップ(GPAI)とインドAIサミットへの参加を呼びかけた。インドはGPAIの議長国を務めている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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