2024年02月
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学生のボランティア活動を身近にするアプリ開発 インド工科大学

インド工科大学デリー校(IIT-D)は1月15日、IIT-Dのナショナル・サービス・スキーム(NSS)アプリに学生のボランティア活動をより身近なものにすることができるアプリを開発したことを発表した。

新しく開発されたNSSアプリでは、学生が近くのボランティアプロジェクトを探したり、ボランティア活動に参加した時間をリアルタイムに記録したり、ボランティア仲間と繋がったりすることが可能になる。また、これまでのようにEメールやポスターに頼ることなくアプリを通じて、献血依頼や書記依頼などを学生に向けて発信できる。アプリ内の地図機能によるルート案内もでき、学生はそれらの依頼により簡単に参加することができる。

また、このアプリにはライブ追跡機能付きのキャンパスマップや、大学のセキュリティ・コントロール・ルーム、病院、救急車などの重要な連絡先の番号の表示、さらにラージダーニ、夜食店、IIT-Dのアウトレットなどの情報も提供しており、IIT-Dでのキャンパスライフに使うこともできる

アプリの開発には、技術に精通した指導者の支援を受けた若いNSSボランティアチームの多大な努力があった。アプリのリリース以降、数日のうちに何千もの登録が殺到し、Google Playでは星4.9、App Storeでは星5という高評価を受けている。

IIT-Dの新しいNSSアプリは、ソーシャルグッドを増幅するテクノロジーの力を証明するものとなった。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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