インドの商工省は、インド太平洋経済枠組み(IPEF)クリーン・エコノミー投資家フォーラムを6月にシンガポールで開催することを発表した。4月9日付け。
IPEFは2022年5月に発足し、レジリエントで持続可能かつ包括的な経済成長の推進を目指し、域内諸国が協力するためのプラットフォームを提供し、域内の協力、安定、反映に貢献することを目的にした枠組みだ。現在オーストラリア、ブルネイ、フィジー、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、米国、ベトナムの14カ国が参加している。
開催されるIPEFクリーン・エコノミー投資家フォーラムは、地域のトップクラスの投資家、慈善団体、金融機関、先進企業、新興企業、起業家が一同に介し、持続可能なインフラ、気候変動技術、再生可能エネルギープロジェクトへの投資を換気することを目的としている。また、このフォーラムは、インドの国家投資促進機関である、インベスト・インディアによって運営される。
フォーラムでは、クリーン・エコノミー分野におけるインドの主導的地位と、それを推進するさまざまな革新的なソリューションを紹介する他、クライメート・テック・トラックとインフラストラクチャー・トラックの2つのトラックでインドの産業界への投資機会を提供する。
クライメート・テック・トラックはメンバー国の中でトップクラスの気候技術企業や新興企業を公募し、世界の投資家に紹介することを目的としている。インドの気候技術起業家や企業はこのトラックへの参加の応募を募っている。インフラストラクチャー・トラックでは、インドが投資可能で持続可能なインフラプロジェクトを厳選して紹介する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部