2024年05月
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インドとEU、電気自動車用バッテリーのリサイクルでスタートアップ協力強化

インド政府主席科学顧問オフィスは、欧州連合(EU)とインドがクリーン・グリーン技術分野における協力関係強化を目的としたマッチメイキングイベントに向けて、電気自動車(EV)用バッテリーのリサイクル技術に取り組む新興企業を対象に関心表明(EoI)募集を開始したことを発表した。4月9日付け。

マッチメイキングイベントではEVバッテリー・リサイクル技術分野のインドとEUの新興企業や中小企業が革新的なソリューションを売り込み、インドと欧州のベンチャーキャピタルやソリューション採用企業と交流するためのプラットフォームを提供する。インドとEUからそれぞれ6名、合計12名のイノベーターが選出され、2024年6月に予定されているマッチメイキング・イベントでのピッチの機会を得ることになる。そこからインド3名、EU3名が選ばれ、それぞれインドとEUを訪問する機会が与えられる。

このイベントの主な目的は、EV用バッテリーのリサイクル技術分野の発展に貢献する新興企業や中小企業を特定、支援、促進すること、最終選考に残った新興企業や中小企業に対して、協力の促進、貿易の可能性の模索、顧客関係の深化、投資の道を探ることである。

インド政府主席科学顧問のアジェイ・クマール・スード(Ajay Kumar Sood)教授は「私たちの目的は、EUの革新的企業との協調を図り、産業拡大を促進するバッテリーリサイクルソリューションを共同で開発することです。持続可能性と革新が、繁栄する循環型経済の礎となるような協力的な環境を育成することに取り組んでいます」と語った。また欧州委員会の研究・革新総局長のマルク・ルメートル(Marc Lemaître)氏は「このマッチングイベントは、グリーンな循環型経済につながる革新的な可能性を解き放つ一歩となります。EUのイノベーターがこの機会を捉え、インドのパートナーとの協力の可能性を探ることを奨励しています」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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