インド科学技術省(MoST)は8月7日、ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)大臣が、研究開発(R&D)を含む科学技術分野への予算配分を増やすための政府の取り組みを発表した。
(出典:PIB)
科学技術相(独立担当)や地球科学相(独立担当)などを担当する同大臣は、以下の主要な施策を通じてインドの科学技術をさらに促進する計画を紹介した。
同大臣は、企業が2013年会社法第135条に基づいて資金を提供する義務を強調し、MoST管理下の自治機関(AIs)には、各統治評議会を通じてR&D活動を開始する自治権と、研究や機器調達のための財政権限が委任されたことを説明した。
MoSTは、インド国内の高等教育機関で科学的な考え方と研究志向を促進するプログラムも実施している。例えば、科学技術庁(DST)は毎年、学生にR&Dとイノベーションの追求を奨励している。また、バイオテクノロジー庁(DBT)は大学院プログラムを通じて、論文作成のための研究支援助成金を高等教育機関に提供している。さらにMoSTは、S&T分野で研究を進める学生に博士号および研究フェローシップを提供している。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部