2024年09月
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ラムサール条約登録地として3つの湿地を追加 インド

インド環境・森林・気候変動省(MoEFCC)は8月14日、環境森林気候変動相が本日、ラムサール条約の登録地として3つの湿地が指定され、インドのラムサール条約登録地の数が既存の82カ所から85カ所に増加したことを述べたと発表した。

ブペンダル・ヤダブ(Bhupender Yadav) 環境森林気候変動相は、湿地がラムサール条約に登録されたタミル・ナードゥ州とマディヤ・プラデーシュ州を祝し、インドの発展を意味するヴィクシット・バーラト(Viksit Bharat)が緑のインドを意味するグリーン・バーラト(Green Bharat)であることを誓う必要があると述べた。

登録された湿地は、タミル・ナードゥ州のナンジャラヤン鳥類保護区と カズヴェリ鳥類保護区、 マディヤ・プラデーシュ州のタワ貯水池である。これらの指定地は、MoEFCCが国内の湿地の保全と管理に対して重要な政策を推進していることの証である。今回の追加により、国内のラムサール条約登録湿地の面積は、135万8068haとなった。同相は、「この功績はナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相が自然との調和を重視し、その保全のために絶え間ない努力を続けてきたことを反映しています」と述べた。

インドは1982年2月1日にラムサール条約の締約国となった。1982~2013年に合計26カ所がラムサール条約登録地として追加され、2014~2024年は、新たに59カ所の湿地が追加された。インドのラムサール条約登録地は現在、タミル・ナードゥ州(18カ所)が最も多く、次いでウッタル・プラデーシュ州(10カ所)である。

ナンジャラヤン鳥類保護区

カズヴェリ鳥類保護区

タワ貯水池

(出典:いずれもPIB)

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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