インドの電子・情報技術省(MeitY)は10月9日、インド国家電子政府ディビジョン(NeGD)が公共サービスやe-ガバナンスプラットフォームアプリのウマン(UMANG)とペーパーレス化プラットフォームアプリのデジロッカー(DigiLocker)を統合したと発表した。
この2つのアプリの統合の目的は、国民が幅広い政府サービスにアクセスできるようにすることで、利便性を高め、単一のプラットフォームを通じてユーザーが複数のサービスを管理できるようにすることである。
UMANGは、すべてのアンドロイドユーザーが利用でき、iOSへの拡張の準備も進んでいる。DigiLockerのユーザーは簡単な操作で、UMANGのサービスへアクセスできるようになった。DigiLockerからUMANGへのアクセス方法は、以下の通りである。
この統合により、国民は紙媒体から電子データを介したデジタルファーストの方法で政府と効率的にやり取りすることができる。DigiLockerは、個人文書や公式文書へのアクセスを簡素化してきたパイオニアであり、UMANGとの統合により、外出先からアクセスできるサービスの範囲を拡大した。
DigiLockerは、重要な書類を安全なクラウドベースで保存することを目的とした政府のデジタル・インディアプログラムの主要な取り組みである。政府は、UMANGなどの電子政府サービスをDigiLockerと統合させることで、DigiLockerの利便性を高め、生活に必要な手続きの向上に取り組んでいる。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部