部族学生のための全国教育協会(NESTS)は、アンドラプラデシュ州、グジャラート州、カルナタカ州、マディヤプラデシュ州、オリッサ州、テランガナ州、トリプラ州にあるエクラヴィヤモデル寄宿学校(EMRS)の50校で、アマゾン・フューチャー・エンジニア・プログラムの第3期を開始した。インドの人工知能(AI)関連のポータルサイトINDIAaiが10月23日に伝えた。
このプログラムでは、ブロックチェーンや人工知能(AI)、コーディング、ブロックプログラミングに関するオリエンテーションセッションが予定されている。また、これと同時に、NESTSの理事であるアジット・クマール・スリヴァスタヴァ(Ajeet Kumar Srivastava)氏は、4日間の教師向け研修ワークショップとEMRSで前年度に行われたコーディングプロジェクトの上位20名の発表会であるEMRSコーダーズ・エキスポをニューデリーで開催した。
スリヴァスタヴァ氏はEMRSコーダーズ・エキスポの講演の中で、部族の教育者に新興技術を教えるのに必要なスキルを習得させることの重要性を強調した。このイベントでは、創造性と革新性を評価してコーディングプロジェクトの上位3名が表彰された。また1年間の献身的な指導を称えて、IT教師の上位3名が表彰された。
発表されたアマゾン・フューチャー・エンジニア・プログラムの第3フェーズは、国内にある410校のEMRSに展開されることになっている。このプログラムは、これまで2年間実施されており、50名以上の教師が研修を受け、6年生から8年生までの7000名以上の学生がコンピュータサイエンスとブロックプログラミングの基礎授業を受けた。第3フェーズでは、カリキュラムを拡充し、6年生から9年生までの学生を対象に、ブロックチェーンやAI、コーディングが指導される予定だ。さらに、10年生を対象に、課題ごとのバーチャルセッションが提供され、中央中等教育審議会(CBSE)のAIスキルカリキュラムとの整合性が図られた。
NESTSは、全国の部族学生を対象に、テクノロジーリテラシーの育成と教育の近代化に引き続き取り組む。NESTSは能力開発プログラムを通じて、部族学生がSTEM分野のキャリアの準備ができるようにし、インドの技術進歩に貢献することを目指す。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部