2024年11月
トップ  > インド科学技術ニュース> 2024年11月

最先端の材料研究を推進、ドイツとの共同声明に署名 インド

インド科学技術省(MoST)は10月25日、インドとドイツの科学技術協力を推進させる重要な1歩として、ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)大臣とドイツのベティナ・シュタク=ヴァツィンガー(Bettina Stark-Watzinger)連邦大臣が最先端の材料研究の開発の協力に関する共同声明に署名したと発表した。

(出典:PIB)

ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の立会いの下で行われた署名は、両国がイノベーションを推進し、グローバルな課題に対処する最先端の研究を促進することへの強い意志を示している。首脳による本会議に先立って行われたシン大臣とシュタク=ヴァツィンガー連邦大臣の二国間会談は、両国の科学技術協力の50周年記念としての重要な場となった。

シン大臣は、会談の中で、両国のパートナーシップを強化するためのドイツの一貫した支援について、感謝の意を表した。同大臣は、ゴミを富に変える技術や持続可能な取り組みの分野における2+2共同プロジェクトの立ち上げや、持続可能性のためのAIに関する新たな提案募集など、最近の共同プロジェクトの成功を称えた。これらの取り組みは、今回の共同声明と共に、インド首相とドイツ首相が主導する次回の政府間協議において、主要な成果として発表されることになった。

会談の終わりに、シン大臣とシュタク=ヴァツィンガー連邦大臣は、バイオテクノロジーや環境技術、ヘルスケアなどの分野でイノベーションと研究を連携させる取り組みを確認した。また、学術交流と人材育成を促進し、両国のパートナーシップが持続可能で強靭な世界の未来のための革新的なソリューションを推進し続けることの重要性を強調した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

上へ戻る