2025年01月
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科学技術分野でスロベニアと5年間の協力計画を発表 インド

インド科学技術省(MoST)は、ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)大臣とスロベニアのイゴル・パピッチ(Igor Papič)大臣が会談を行い、2024年から5年間の協力プログラム(PoC)を最終決定したと発表した。

(出典:PIB)

この会談では、水素技術や持続可能なイノベーションなど、変革をもたらす分野における共同研究の拡大が強調された。シン大臣は、健康や人工知能、再生可能エネルギー、スマートシティなどの分野で20以上の共同プロジェクトがすでに実施されていることに言及し、これら既存の協力関係の成功を強調した。同大臣は、「このパートナーシップは一貫して影響力ある成果を上げており、新たなPoCは新興の研究領域における協力関係を強化します」と述べた。

パピッチ大臣は、スロベニアのマテヤ・ヴォデブ・ゴッシュ(Mateja Vodeb Ghosh)大使とティー・ピリフ(Tea Pirih)経済参事官を伴い、世界のエネルギーの持続可能性の達成に不可欠な分野である水素技術に協力する機会を歓迎した。

1995年の合意に根ざしたインドとスロベニアのパートナーシップは、科学技術協力に関する合同作業部会などのプログラムを通じて成長してきた。両国は2025年初めにスロベニアで開催される合同委員会の準備を進めており、今回発表されたPoCは協力的で画期的な進展への道筋を整えると期待される。

また、会談では、両国間の学術的・産業界的なつながりを深め、イノベーションを推進するため、相互に合意した分野に焦点を当てた新たな研究プロジェクトの共同募集の計画について話し合われた。この新たな取り組みにより、インドとスロベニアは科学技術における国際協力のベンチマークを整えたことになり、重要分野での世界的発展に貢献する。

(2024年12月5日付発表)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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