インド工科大学グワハティ校(IIT-G)は2月6日、「インド北東部の活性化―持続可能な成長と国家の結束に向けた若者のイノベーション」をテーマにした起業に関する事前相談イベントを開催すると発表した。
このイベントは、IIT-Gの起業家養成バイオインキュベーターであるバイオネスト(IIT-G BioNEST)とBRICS青年協議会(BRICS Youth Council)が青年・スポーツ省とグローバル・カウンターテロリズム協議会と共同で開催される。イベントは、インド北東部の若手起業家やイノベーター、学生らが地域の業界リーダーや成功した起業家、イノベーションの専門家から貴重な洞察を得るための公開プラットフォームである。
このイベントの特徴は、IIT-G BioNESTが情報収集してきたスタートアップの展示紹介があり、80社以上のスタートアップが自社のイノベーションとアイデアを披露する。また、若手起業家がメンターや投資家、業界の専門家とつながるユニークな機会を提供する。さまざまな分野から著名なスピーカーを招いて洞察力に富んだセッションも予定されている。
この取り組みは、先進国インド(Viksit Bharat)の推進力として、スタートアップを強く支援するナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相のビジョンと一致する。同首相は、バーラト・マンダパム(Bharat Mandapam)コンベンションセンターで行った最近の演説で、イノベーション主導の成長の重要性を強調し、人工知能(AI)、国家量子ミッション、半導体ミッションにおけるインドの世界的なリーダーシップに注力すると述べた。
IIT-Gは、インド政府のミッションである先進国インドと同調して、起業環境の強化に引き続き取り組む。今回の起業に関する事前相談イベントの開催は、このミッションを包括したより広範なビジョンを達成するための重要なステップとなる。
IIT-G BioNESTのCEOであるスワプニル・シンハ(Swapnil Sinha)博士は、「このイベントは、若者に洞察力と人脈を与え、地域の起業家の成長に有意義な変化をもたらすために彼らを鼓舞することを目的としています。私たちは、インド北東部の若者たちに、このユニークな機会を活かして、変革的な取り組みの一員となるよう呼びかけます」とイベントの意義を述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部