米国シンクタンク「カーネギー国際平和基金(Carnegie Endowment for International Peace)」のインドの政策シンクタンク、カーネギー・インディア(Carnegie India)は2月24日、インドが人工知能(AI)で世界のリーダーを目指すためには人材、データ、研究開発の3つの分野における大きなギャップを早急に埋める必要があると指摘する論文を公表した。
インドが2024年に打ち出した国家AI戦略「インドAIミッション」では、AI競争で成功するために必要な要素として、コンピューティング能力/AIインフラ、データ、人材、研究開発、資本、アルゴリズム、アプリケーションの7つを特定している。しかし、これまでの重点はAIインフラの構築に置かれ、人材、データ、研究開発には十分なリソースが投入されていない。
同論文は、これら3つの要素に関する制約や問題を詳細に分析し、インドがAI戦略を強化するためにそれぞれの要素をどのように向上させるべきかについて明確な提言を示している。
同論文は最後に、インドがグローバルなAIエコシステムにおいて主導的地位を確立するためには、インドの既存の「AI for All」アプローチと同論文で示した「AIにおける競争力」アプローチとのバランスを取ることが不可欠になると結論付けている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部