2025年10月
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インド初の240ボルト電動バイクの開発と商業化支援を延長

インド科学技術庁の技術開発委員会(TDB)は9月17日、インドで初めてとなる240ボルト電動バイクプラットフォームの開発と商業化の支援を延長すると発表した。

(出典:PIB)

支援対象はインドのチェンナイに拠点を持つラプティー・エナジー(Raptee Energy Pvt. Ltd.)社が進めるプロジェクトで、既に電気自動車で実証されている高電圧技術を二輪車に導入する。240ボルト直流アーキテクチャを採用することで、急速充電、効率性の向上、拡大する公共充電インフラとの互換性を実現する。さらに、インド自動車調査協会(ARAI)認証済みの専用バッテリーパックも開発された。

同社の研究開発部門はインドの科学産業研究庁(DSIR)の認定を受け、6年以上にわたり電子機器や機械システム、組み込みソフトウェアを含む主要コンポーネントを独自に設計・検証してきた。今回のプラットフォームは、遠隔診断や無線アップデートといったスマート機能を備え、廃棄物ゼロや排出ゼロの持続可能な製造方法にも対応している。

TDBのラジェシュ・クマール・パタク(Rajesh Kumar Pathak)事務局長は「電動二輪車における高電圧技術はEV普及を加速させる鍵です。支援を通じて国内イノベーションを強化し、持続可能なモビリティをインドで開発・製造することを目指します」と述べた。

ラプティー・エナジー社のディネシュ・アルジュン(Dinesh Arjun) CEOは「TDBの支援は当社の長期的な研究開発努力を認めるものであり、国産の未来志向のモビリティソリューションを創出する大きな一歩です」と強調した。

本取り組みは政府の「自立したインド(Aatmanirbhar Bharat)」の方針に合致し、持続可能な開発目標の「住み続けられるまちづくりを(SDG 11)」や「気候変動に具体的な対策を(SDG 13)」にも直接貢献すると位置付けられている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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