2026年04月
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カナダとの戦略的パートナーシップを刷新 インド

インド政府は3月2日、カナダとの戦略的パートナーシップを刷新する共同声明を発表した。声明は、「一つの地球、一つの家族、一つの未来」を共通指針に掲げ、エネルギー、重要鉱物、人材交流、科学技術、貿易などの分野で協力を強化する方針を示した。

声明は、カナダのマーク・カーニー(Mark Carney)首相による2月27日から3月2日までのインド公式訪問に合わせて公表された。両国は、G7サミットとG20サミットに合わせた首脳会談以降、閣僚級協議の活発化や外交代表の復帰を通じて、二国間関係の正常化が進展したと位置付けた。

両国は、インド・カナダ戦略的エネルギーパートナーシップを進め、クリーンエネルギー、従来型エネルギー、民生用原子力、重要鉱物で協力を深めるとした。重要鉱物協力とクリーンエネルギー協力に関する覚書の署名に加え、カナダのカメコ(Cameco)社とインド原子力省の間で26億カナダドルの長期ウラン供給契約が結ばれたことも盛り込まれた。

人材分野では、インドの全インド技術教育評議会(AICTE)とカナダのNPOマイタクス(MITACS)がグローバリンク研究インターンシップ拡大の覚書を締結し、毎年約300人のインド人学部生がカナダの大学で研究研修を行うとした。また、11のカナダの高等教育機関から85人以上の大学院生と研究者がインドで研究協力を進める計画や、24件の教育関連覚書の締結も示した。

さらに、インド・カナダ共同科学技術協力委員会(JSTCC)の再始動、宇宙やAI分野での連携強化、包括的経済連携協定(CEPA)交渉の正式開始も打ち出した。両国は2030年までに二国間貿易を700億カナダドル、4兆6500億インドルピーに拡大する目標を掲げた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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