2026年04月
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レアアース資源の探査・開発の進展と供給確保策を公表 インド

インド原子力エネルギー庁(DAE)は2026年4月2日、ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)科学技術相がラージヤ・サバ(国会上院)において、国内の希土類(レアアース)資源の探査および開発の進展状況に関する情報を提出したと発表した。

DAE傘下の原子力鉱物開発研究局(AMD)が、国内の有望な地質領域においてレアアースおよびウラン資源の増強を目的とする統合的かつ学際的な探査を実施している。インド地質調査所(GSI)はレアアースを含む重要・戦略鉱物の探査を優先し、2021~22年度から2023~24年度に166件、2024~25年度に78件、2025~26年度には92件の探査を実施または開始している。鉱山省は、レアアースを含む7鉱区を含め計46の重要鉱物ブロックの競売を実施するとともに、探査ライセンスでも7鉱区(うち2鉱区がレアアース)を対象に入札を行った。

資源開発では、DAE傘下のインド希土類公社(IREL)が海浜砂鉱物からレアアース含有鉱物を分離・抽出し高純度のレアアース酸化物を生産しているほか、インド・ウラン公社(UCIL)はジャールカンド州およびアーンドラ・プラデーシュ州において鉱山および処理施設を運営している。

資源量については、モナザイト約1315万トン中に総レアアース酸化物換算量(TREO)約723万トン、さらにグジャラート州およびラージャスターン州の硬岩地域において約129万トンが確認されている。海外資源確保では、海外鉱物資産の取得を目的とする合弁会社カニジ・ビデシュ・インディア(KABIL)社がアルゼンチンの5つのリチウム塩水鉱区で探査・開発を進めている一方、現時点でレアアース、コバルトおよびウランに関する長期契約は締結されていない。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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