2026年08月
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国産1.2µmPDKをeChipHubで提供、半導体人材育成を加速 インド

インド電子・情報技術省(MeitY)は7月23日、同省傘下の国立電子情報技術機関(NIELIT)とモハリにある半導体研究所(SCL)が連携し、インド半導体ミッション(ISM)の目標推進と同国の半導体エコシステム強化に向け、国産の1.2µmプロセスデザインキット(PDK)を半導体設計教育プラットフォームeChipHubで提供すると発表した。

(出典:PIB)

これにより、学生、研究者、教員、スタートアップ、中小零細企業(MSME)、産業界の専門家は、集積回路(IC)の設計と試作に用いる国産半導体プロセス技術を利用できる。SCLのPDKはeChipHubに統合され、責任あるアクセスを確保しながら幅広い普及を促すため、アーダール(国民識別番号)による安全な認証方式を通じてダウンロードできるようになる。

eChipHubは、MeitYが資金提供する半導体分野の教育技術プロジェクトの下、NIELITとSoCTeamup Semiconductors社が共同開発し、NIELITが運営している。半導体設計教育と能力構築のための包括的な国家プラットフォームであり、体系的な講座、ブートキャンプ、教員能力開発プログラム、インターンシップ、産学連携の取り組みを通じ、約3万人の学生に半導体設計の研修を行うことを目指す。

国産のオープンソースPDKとオープンソースの電子設計自動化(EDA)ツールチェーンの統合は、国産技術を使った設計から製造までの学習経路として、インド初の取り組みの一つとなる。学習者やイノベーターは、レジスタ転送レベル(RTL)の設計とシミュレーションから論理合成、物理実装、製造を想定した設計まで、半導体設計の全工程に取り組める。実装重視の講座やクラウド型仮想実験室、ワークショップ、ハッカソン、共同チップ設計プロジェクトなどもeChipHubを補完する。

NIELITとSCLは、設計から製造までを一体化した学習・試作エコシステムの基盤構築を進め、国産技術でアイデアを製造可能なIC設計に発展させられる環境を整える。両機関は2025年4月25日、MeitYのS・クリシュナン(S. Krishnan)次官の立ち会いの下、半導体の研究開発、イノベーション、人材育成で連携する了解覚書(MoU)を締結している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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