インド教育省は8月3日、大学助成委員会(UGC)が、2023年の「インドにおける外国高等教育機関のキャンパスの設置および運営に関する規則」に基づき、オーストラリア、イタリア、英国、米国の外国高等教育機関(FHEI)15校に対し、インド国内でのキャンパス設置に向けた意向書(LoI)を、計16通発行したと発表した。
設置予定地にはベンガルール、グレーター・ノイダ、グルグラム、ムンバイ、チェンナイなどが含まれる。各校は、世界の学術界と産業界の需要に応えるため、ビジネス、経済学、会計、金融、ソフトウェア工学、データサイエンス、人工知能(AI)、サイバーセキュリティー、ゲームデザイン、起業家精神、イノベーション、生命医科学などの新興分野で教育課程を設ける意向を示している。
UGCは申請手続きを一元化する単一窓口の認可制度を導入し、FHEIのキャンパス設置案を審査する上級常設委員会を設置した。同委員会が申請内容を審査してUGCに勧告し、UGCはそれに基づいて原則承認を与え、LoIを発行する。申請資格があるのは世界大学ランキング上位500位以内のFHEIに限られ、申請者は公認機関による最新の認証報告書または品質保証報告書を提出しなければならない。
この規制枠組みは、インドで提供される教育を海外の本校と同じ水準に保つとともに、インドで適用される法令の順守を確保するためのものだ。同規則に基づいてFHEIが授与する学位・資格は、インドの高等教育機関による対応する学位・資格と同等に扱われ、他の機関から追加の同等性認定を受ける必要はない。
政府は2025年12月16日、「外国高等教育機関支援委員会」も設置した。同委員会は、UGCからLoIが交付された後のキャンパス設置を支援するほか、インドの規制制度に照らして学術、財務、ガバナンスなどに関する事項を監督・監視する。スカンタ・マジュムダル(Sukanta Majumdar)教育担当閣外相が、下院(Lok Sabha)への書面回答で明らかにした。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部