インド宇宙庁(DOS)は9月4日、ジテンドラ・シン(Jitendra Singh)科学技術相が、フランスのフィリップ・バティスト(Philippe Baptiste)高等教育・研究・宇宙相とビデオ会議形式で二国間会談を行い、有人宇宙飛行や先端宇宙技術、産業連携を含むインド・フランス宇宙協力のさらなる深化で合意したと発表した。

(出典:PIB)
会談は、9月9~10日にパリで開かれる国際宇宙サミットと、同月7~9日のベンガルール宇宙博覧会を前に行われた。両相は、インドの同サミットへの参加、フランスの同博覧会への参加、バティスト宇宙相の同月下旬の訪印について協議した。シン科学技術相は、宇宙科学・技術・応用、宇宙経済、宇宙空間の安全確保を扱う同サミットは、宇宙分野の将来に関する国際的な対話と協力の重要な場になると述べた。
インドは、サミットの成果として提案された、宇宙空間の持続可能な利用、宇宙を利用して得られた科学データの利用可能性・開放性・完全性、周波数管理に関する国際電気通信連合(ITU)の規制枠組みへの支持を歓迎した。インド宇宙研究機関(ISRO)総裁兼DOS次官は同サミットに招かれ、低軌道におけるインドの将来の有人宇宙飛行について開会基調講演を行う。シン科学技術相は、フランス側が有益と判断すれば、インド代表団が宇宙分野の設計・製造技術、宇宙からの通信接続、国際宇宙ステーションを越えた探査についても発表できると伝えた。
バティスト宇宙相は、既存の宇宙協力をさらに強化、加速させたいとの意向を示した。同相は9月28~30日に訪印し、ベンガルールのISRO施設を訪問する意向を示している。両国は約60年にわたり宇宙分野で連携し、ISROとフランス国立宇宙研究センター(CNES)は共同衛星ミッション「メーガ・トロピク」と「SARAL」を実施してきた。地球観測と気候関連の応用でも協力を進めており、双方は研究、有人宇宙飛行、技術開発、民間宇宙部門の参加拡大を通じて関係を深化させる方針を再確認した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部