2021年04月
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APEC科学技術イノベーション政策パートナーシップ副議長に韓国のパク・ファニル博士

韓国科学技術情報通信省(MSIT)は、2021年1月、同国の科学技術政策研究所・多国間共同研究室長のパク・ファニル(Park Hwanil)博士がアジア太平洋経済協力 (APEC)の科学技術イノベーション政策パートナーシップ(PPSTI)副議長に選出されたと発表した。任期は2年間。PPSTIはAPEC参加国間の科学、技術、イノベーションに関する政策を討論し、参加国間での協力を促進する。

パク博士は、米国のウィスコンシン大学マディソン校にて農学および応用経済学で修士号と博士号を取得した後、サムスン経済研究所、グリーンテクノロジーセンターなどに勤務。現在は、科学技術政策研究所で持続可能な発展に向けた科学技術政策やグローバルなイノベーションの研究に取り組んでいる。

パク博士は民間と公的部門の両方で豊富な経験を持つことから、APEC地域が直面する問題を解決するとともに、イノベーションを促進する科学技術政策に関する議論を主導することが期待されている。

国際協力局のジャン・フィー・ウォン(Jung Hee Kwon) 局長は、パク博士の選出について「気候変動をはじめとするAPEC地域の諸問題への対処において国際協力をリードすることになるだろう」と歓迎している。

Office of Multilateral Cooperation Researchについては、日本語訳が見当たらないため、こちらで訳をあてはめました。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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