2021年07月
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韓国、デジタル・ICT企業の海外市場参入支援で作業部会を設立

韓国の科学技術・情報通信部(MSIT)は6月8日、デジタル・情報通信技術(ICT)の海外市場参入に関する最初の作業部会(First Digital/ICT Foreign Market Entry Task Force)を立ち上げたことを発表した。

この作業部会は韓国ニューディールグローバル化戦略(Korean New Deal Globalization Strategy)に基づくもので、デジタル化と非接触化に向けた潮流の中で、革新的な国内企業が世界市場への進出に成功できるよう、現場の課題への対処を支援する。今後、以下のような活動を計画している。

  1. 海外市場参入に関するワンストッププラットフォームの役割の策定。
  2. 「(仮)デジタルゲームチェンジャー育成プログラム(Digital Game Changer Support Nurturing Program)」のような新たなプログラムを積極的に創設する。このプログラムは、「デジタルニューディール」政策の重点分野(5G・次世代半導体、医薬・医療、デジタルコンテンツ)に財政的な支援を提供するもので、今後10年間で20兆ウォン(約1兆9000万円) の投資を計画している。

議長を務めるMSITのチョ・キョンシク(Cho Kyeongsik)次官は、世界で起こっているデジタル化はデジタル・ICTイノベーション企業にとって「課題でありチャンスである」とし、韓国が世界のデジタル市場で成功を収められるよう、政府と民間が密に連携していくと述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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