2021年08月
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認知症の韓米共同研究に向けて研究機関と協議 韓国MSIT

韓国科学技術情報通信部(MSIT)は、同部のヨン・ホンテク(Yong Hongtaek)次官が韓国認知症研究センター(Korea Dementia Research Center: KDRC)を訪問し、認知症に関する米国との共同研究を行うための方法を話し合ったと発表した。この計画は、韓米首脳会談後の共同声明に盛り込まれたバイオテクノロジー分野でのパートナーシップの一環で進められている。5月28日に発表された。

韓国政府は2020年から9年間にわたり、「認知症治療研究開発プログラム(Dementia Treatment Research and Development Programme)」に総額1,987億ウォン(約180億円)を投資し、認知症患者の増加率を50%低下させ、認知症治療技術の世界市場シェアの5%を獲得することを目標としている。

韓国は認知症研究の歴史が比較的浅く、この分野の研究で先行する国々との共同研究を通じて研究能力を強化する必要性を感じているという。

KDRCは、米国立老化研究所(National Institute on Aging: NIA)との間での認知症のビッグデータに関する共同研究や、国際研究機関の優性遺伝性アルツハイマー・ネットワーク(Dominantly Inherited Alzheimer Network: DIAN)への参加を計画している。現在、具体的な共同研究の計画について協議しており、2021年後半にも研究を開始する予定である。

この共同研究により、韓国の研究者がNIAの多様な認知症患者データを利用して、認知症のリスク要因の特定、予防要因の発見、バイオマーカーによる診断技術の開発等の研究を発展させることが期待されている。また韓国は共同研究を通じて認知症研究を先導する国家となり、国際的な認知症研究ネットワークに貢献することを目指すという。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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