2021年09月
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最新の世界サイバーセキュリティ指数で韓国が4位にランクイン

韓国科学技術情報通信部(MSIT)は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union: ITU)が「世界サイバーセキュリティ指数(Global Cybersecurity Index: GCI)」で、韓国が194カ国中4位となり、前回の15位から大幅に順位を上げたことを発表した。米国が1位、英国とサウジアラビアが2位、エストニアが3位に入った。

GCIはITUが2年に1度発表。サイバーセキュリティの能力や水準を法律、技術、組織、能力開発、協力の5つの観点で評価したスコアである。韓国は法律、能力開発、協力で最高スコアの20を獲得し、技術と組織でも高評価を得た。

韓国は2019年に策定された国家サイバーセキュリティ戦略(National Cybersecurity Strategy)や2020年のデジタルニューディール(Digital New Deal)政策を通じてサイバーセキュリティの強化に取り組んできた。2021年2月にデジタルニューディールの一環として発表された韓国サイバーセキュリティ推進戦略(K-Cybersecurity Promotion Strategy)では、デジタル上の安全が確保された国家を目指し、2023年までに情報セキュリティ分野に6,700億ウォン(約630億円)を投資するとしている。

MSITのイム・ヘスク(Lim Hyesook)長官は「サイバーセキュリティは攻撃と防御の絶え間ない戦いなので、GCIで4位に入っても警戒を緩めることはできない」と述べ、情報セキュリティへの投資を引き続き拡大していく考えを示した。今回のGCI の公開は6月29日。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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