韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は、8月12日に開催された第43回中央緊急経済管理本部会議(Meeting of the Central Emergency Economy Management Headquarters)で、保健福祉部(Ministry of Health and Welfare)等の関連行政機関と共同で、「プレシジョン・メディシン・ソフトウェア行動計画(Precision Medicine Software Action Plan)」を発表した。
本計画は、医療AIソフトウェアスイートの「Dr. Answer」の利用拡大をはじめ、「韓国版ニューディール2.0」政策に沿って、プレシジョン・メディシン・ソフトウェアのリーダー国を目指すための行動指針を示したものである。
MSITは、医学分野の専門家や医療ソフトウェア企業等の意見を取り入れ、次の3つの柱の下に11のタスクを設定している。
MSITのイム・ヘスク(Lim Hyesook)長官は「プレシジョン・メディシン・ソフトウェアが国民の健康寿命を延ばし、大きな潜在力を持つ新たな市場となるよう、MSITは、韓国のDNA(データ、ネットワーク、AI)能力を強化し、直ちに本行動計画を実行に移す」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部