韓国の浦項工科大学校(POSTECH)が、環境科学・工学科(School of Environmental Science and Engineering)の建物内に「カーボンゼログリーンアンモニア循環研究センター(Research Center for Carbon-zero Green Ammonia Cycling)」を開設した。2021年12月14日付。
(提供:POSTECH)
この研究センターは、従来のアンモニア製造プロセスを代替し、温室効果ガスを年間6億トン削減するための環境に優しい独自技術を開発することを目標としている。さらに、環境に優しいアンモニア変換プロセスを用いた水素エネルギーの製造技術を確保することを計画している。アンモニア変換は、高密度なグリーン水素エネルギーを得るための技術として期待されている。
ヨン・キジュン(Yong Kijung)センター長は「グリーンアンモニア循環(green ammonia cycling)は、次世代の水素エネルギー源を環境に優しい方法で製造・貯蔵する未来の技術」と説明し、「グリーンアンモニア循環を通じて、2050年までにカーボンニュートラル(炭素中立)を達成するという韓国政府の目標を後押ししたい」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部