韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は4月9日、第4次科学人材育成・支援基本計画 (2021~2025 年)の下で得られた前年の成果の監査に基づき、2022 年度の行動計画を最終決定した。
基本計画が掲げる4つの戦略、14のアジェンダ、280のプロジェクトを実施するため、MSITと関連政府機関は、2022年度の投資額を前年度の5兆1350億ウォンから増額し、8兆8430億ウォン(約8800億円)とすることを決定した。
基本計画の4つの主要戦略には以下の通り。
MSITはこれに先立ち4月1日、韓国で学ぶベトナム人留学生からより多くのソフトウェア開発者を生み出すための「韓国-ベトナムソフトウェア人材育成協議会(Korea-Viet Nam Council on Software Talent Nurturing)」を設立したと発表した。
両国はソフトウェア人材の育成計画として、既にベトナム各地に韓国のIT教育機関(「Korea IT School」)を設立し、毎年50名のソフトウェア開発者をベトナムで育成して韓国企業で雇用する取り組みを進めている。
今回発表された新たなパートナーシッププログラムは、この「Korea IT School」のカリキュラムに倣って、韓国に居住するベトナム人学生にソフトウェア開発者育成教育を提供することを主な目的としている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部