韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は5月27日、ディスプレイ市場で「超格差」(super-gap)を確保して先頭に立つための研究開発戦略を、2022年中に策定すると発表した。
韓国政府はディスプレイを、第4次産業革命時代における基幹的な新興技術(critical and emerging technologies)の1つに位置付けている。MSITのイ・ジョンホ(Lee Jong-Ho)長官は、関連する産業・学術・研究機関の専門家と共に、研究開発投資や研究や人材育成のためのインフラ構築の方向を議論する合同会議を開催した。
MSITはこれに先立ち5月20日、国内で生成された材料研究のデータを共有・活用するためのプラットフォーム、「韓国材料データステーション(Korea Materials Data Station:K-MDS)」を開設したと発表した(https://kmds.re.kr(外部リンク))。
K-MDSは、様々な政府機関や企業、研究機関に散在する材料研究データを収集・共有し、AIを用いた新たな材料の開発や、材料開発期間の短縮に利用することを目的とし、現在まで7万3,000件の文書が登録されている。
主な研究領域は
―としている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部