韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は、「極限材料の実証研究の基礎を築くプロジェクト(Project to Build Foundation of Extreme Materials Demonstration Research)」が事前の実現可能性調査を通過し、2023年から実施されると発表した。
極限材料とは、高温・低温、高圧、腐食しやすい条件等の極限環境に耐え、衛星打ち上げ機や液体水素貯蔵設備、高圧ガスタービン等で使用できる材料を指す。各業界で極限環境の利用が進むにつれ、極限材料の重要性は増加している。
本プロジェクトは、同国での極限材料の商用化・工業化に向けた実証の基盤を形成することを目的としている。同国は2028年までに世界レベルの極限材料を10以上確保し、実証を経た材料の試作品60個を作成する。
韓国政府は、科学技術情報通信部(MSIT)、雇用労働部、行政安全部、産業通商資源部、環境部が共同で策定した「市民の安全性を向上するためのデジタル施策(Digital Measures to improve the Citizen Safety)」を発表した。
近年、最先端のデジタル技術を用いて、立ち入り困難な危険地域の監視やリスクの予測・対応・遠隔管理を可能にする安全性サービスが登場している。政府はデジタル安全産業の確立と災害への効果的な対応を目的として以下の施策を策定した。
MSITは行政安全部と連携し、安全性データと人工知能(AI)学習データの共有プラットフォームを構築する。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部