韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は、発足から10周年を迎えた官民学共同の5Gフォーラムが6Gフォーラムとして再発足したことを発表した。5月30日付け。次世代ネットワークに関する官民協力を強化し、この分野における韓国のリーダーシップを支えることを目指す。
2013年5月の発足以来、5Gフォーラムは、国際電気通信連合(ITU)の5G構想の確立に貢献し、情報共有や交流のためのイベントを主催したほか、海外の民間機関とのグローバルな協力を主導してきた。
6Gの導入に向けた動きが急速に進み、6G構想が今年後半に発表される見込みであることを受けて、5Gフォーラムは体系的に6Gのための準備を加速する時期が来ていると判断し、6Gフォーラムに名称を変更することを決定した。
韓国政府は今年2月、次世代ネットワークのモデル国となることを目指す「Kネットワーク2030戦略(K-Network 2030 Strategy)」を発表した。現在、6G技術開発への投資を総合的に支えるための予備的なフィージビリティスタディが実施されている。
MSITのイ・ジョンホ(Lee Jong-ho)長官は「将来のネットワーク競争力の確保に向け、今こそ官民協力や企業間の協力を加速させるべき時だ。6Gフォーラムが次世代ネットワークのモデル国としての韓国の飛躍のために極めて重要な役割を果たすことを期待している」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部