韓国の浦項工科大学校(POSTECH)は9月15日、「半導体工学科(Department of Semiconductor Engineering)」の開設を祝う式典を開催した。
式典には同校の総長と同学科の学科長のほか、浦項市長や市議会議長、慶尚北道メタバース・サイエンス局(Metaverse and Science Bureau)やサムスン電子(Samsung Electronics)の代表者らが出席した。
この新設学科は、3年間の学士課程と3年間の修士・博士課程から成る6年間の包括的なプログラムを通じて、デバイス、材料、加工、回路設計等の半導体技術のあらゆる側面にわたる専門教育を提供する。同学科はサムスン電子の支援を受けて設立され、毎年40名の学部生を受け入れる。学生は約20名の教授の下、韓国最大の半導体教育・研究設備を活用しながら実践的なトレーニングを受ける。
キム・ソンクン(Kim Seong Keun)総長は歓迎の挨拶で「世界最高水準の半導体設備を有する同学科は、半導体の覇権をめぐる世界的な競争を新たな飛躍への機会ととらえている」と語った。
同学科の学科長に就任したイ・ビョンホン(Lee Byung Hun)教授は、学術界と産業界の連携を通じて「世界に知られたナノ半導体コンバージェンス(convergence)研究施設トップ5の1つ」を確立するビジョンを語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部