2023年11月
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サウジとの未来技術パートナーシップフォーラム開催 韓国大統領が出席

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がサウジアラビアのキングアブドゥルアジズ科学技術都市(KACST)で10月23日に開かれた「韓国・サウジ未来技術パートナーシップフォーラム」に出席した。韓国の科学技術情報通信部(MSIT)が発表した。

今回のパートナーシップフォーラムには、サウジからアブドラ・ビン・アミル・スワハ(Abdullah bin Amer Al-Suwaha)通信・情報技術相が、韓国からはKACSTのムニル・エルデソーキ総裁、韓国の国家科学技術諮問会議(PACST)のイ・ウイル(Lee Woo Il)副委員長、韓国科学技術院(KAIST)のイ・グァンヒョン(Lee Kwang Hyung)氏らが出席した。

KACSTは、総合研究のための政府機関であり、6つの国立研究所と、産官学の連携を促進する14の研究協力センターを通じてサウジの科学技術革新を主導する役割を果たしている。その研究活動は、基礎科学から応用科学、航空宇宙や原子力まで幅広い分野に及んでいる。

フォーラムの分野別セッションでは、両国の専門家が技術開発における最近の進歩を共有し、以下の4つの主要分野に焦点を当てて今後の協力について話し合った。

  1. 1) 先端デジタル技術: スマートシティ、ハイパースケール人工知能(AI)技術・サービス
  2. 2) クリーンエネルギー: 太陽エネルギー、水素貯蔵、輸送
  3. 3) 先端バイオテクノロジー: デジタルバイオのためのバイオインフォマティクス、グリーンバイオのための遺伝子編集・RNA工学・組織工学
  4. 4) 宇宙: 宇宙・月探査、科学技術目的の衛星開発

フォーラムにおいて、尹大統領は、産業・経済パラダイムの転換に伴い、両国間の協力の重点をエネルギーと建設から、科学、技術、デジタル技術に拡大すべきと述べた。また、デジタル技術、クリーンエネルギー、宇宙、バイオ・ヘルス技術といった、あらゆる産業とイノベーション基盤となる分野が将来の二国間協力の出発点となることへの期待を表明した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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