韓国科学技術情報通信部(MSIT)は、2023年8月に米国キャンプ・デービッドで開催された日米韓首脳会談の結果を踏まえ、米国家核安全保障局(NNSA)および日本の内閣府総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)と、3カ国の研究機関間の協力に関する枠組み合意(framework agreement)に署名したと発表した。共同研究の研究課題や協力方法、ガバナンス体制などの詳細に関する専門家会議を開催し、2024年前半に協力覚書(MoC)の締結を目指すとした。
3カ国は、経済安全保障と相互利益を向上させるため、国家研究機関間の共同研究と人材交流を強化することに合意した。
枠組み合意の主なポイントは以下の通り。
チョ・ソンギョン(Cho Seong-Kyung)第1次官は、この枠組み合意は、3国の国家のトップ研究機関間を橋渡しする体系的な協力基盤を確立した点で意義があると強調した。
(2023年12月12日付発表)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部