2024年01月
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韓国政府、12分野の重要新興技術と50の重要技術を選定

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は1月2日、12分野にわたる「重要新興技術(Critical and Emerging Technologies)と、それを具体化した50の重要技術(key technologies)が、韓国政府により選定されたと発表した。

これらの技術は世界的な競争において、韓国が優位に立つために必要な開発目標を表している。選定された技術はMSITによる省令を通じて正式に発表される予定。政府は「重要新興技術の育成に関する特別法(Special Act on Fostering Critical and Emerging Technologies)」の下でこれらの技術に関するさまざまな政策や研究開発を実施し、「超格差」(super-gap)技術の確保を目指す。

12分野の重要新興技術と50の重要技術は以下の通り。

  1. 1) 半導体・ディスプレイ
    1. (1) 完全統合型抵抗変化メモリ(ReRAM)
    2. (2) 高性能・低電力AI半導体
    3. (3) 先端パッケージング
    4. (4) 電源管理集積回路(PMIC)
    5. (5) 次世代高性能センサー
    6. (6) 無機ディスプレイ
    7. (7) 自由形状(Free-form)ディスプレイ
    8. (8) 半導体・ディスプレイの材料・部品・装置
  2. 2) 二次電池
    1. (9) リチウムイオン電池・そのコア部品
    2. (10) 次世代二次電池部品・セル
    3. (11) 二次電池のモジュール・システム
    4. (12) 二次電池のリユース・リサイクル
  3. 3) 先端モビリティ
    1. (13) 自動運転
    2. (14) 都市航空交通(UAM)
    3. (15) 電気・水素自動車
  4. 4) 次世代原子力
    1. (16) 小型モジュール炉(SMR)
    2. (17) 先進的原子力システム・廃棄物管理
  5. 5) 先端バイオテクノロジー
    1. (18) 合成生物学
    2. (19) 遺伝子・細胞治療
    3. (20) 感染症のワクチン・治療薬
    4. (21) 健康データの分析・利用
  6. 6) 航空宇宙・海洋技術
    1. (22) 段階的燃焼サイクルを用いた大規模エンジン
    2. (23) 宇宙観測・センシング
    3. (24) 月面着陸・探査
    4. (25) 航空機の先端ガスタービン・エンジン・部品
    5. (26) 海洋資源探査
  7. 7) 水素
    1. (27) 電気分解による水素製造
    2. (28) 水素貯蔵・輸送
    3. (29) 水素燃料電池・エネルギー生産
  8. 8) サイバーセキュリティ
    1. (30) データ・AIセキュリティ
    2. (31) デジタル上の弱点の分析・対応(サプライチェーンセキュリティ)
    3. (32) ネットワーク・クラウドセキュリティ
    4. (33) 産業工程向けの仮想コンバージェンスセキュリティ
  9. 9) AI
    1. (34) 先端学習・AIインフラ
    2. (35) 先端AIモデリング・意思決定(認知・判断・推論)
    3. (36) 産業用途・イノベーションのためのAI
    4. (37) 安全で信頼に値するAI
  10. 10) 次世代通信
    1. (38) 5G-Adv
    2. (39) 6G
    3. (40) オープンRAN
    4. (41) 高効率5G・6G通信部品
    5. (42) 5G・6G衛星通信
  11. 11) 先端ロボット・製造
    1. (43) 精確な制御・運用のための部品・ソフトウェア
    2. (44) 自律運動
    3. (45) 困難な運動に対応する調整
    4. (46) ヒューマンロボットインタラクション
    5. (47) 仮想製造
  12. 12) 量子技術
    1. (48) 量子コンピューティング
    2. (49) 量子通信
    3. (50) 量子センシング

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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