2024年08月
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地上通信と衛星通信の統合に向け6G協議機関を発足 韓国MSIT

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は7月4日、「第6世代移動通信協会」(The 6th Generation Mobile Communication Society、以下「6G協会」)を発足した。

6G協会は、衛星通信と6G移動通信の両分野間のコミュニケーションや技術交流を促進することを目的としている。6G時代において、陸・海・空をつなぐハイパースペース(hyperspace)通信サービスを実装するには、地上の移動通信技術と衛星通信技術を有機的に統合することが非常に重要である。MSITは、技術開発段階からこれらの分野を連携させ、ハイパーコネクティビティ、超低遅延、ハイパースペースの6G無線通信を実現することを目指している。

MSITは6G協会を移動通信分野・衛星通信分野間の協議機関と位置付け、この協会を通じて両分野の標準化動向の共有や、技術開発、関連技術の接続方法の議論を行うことを計画している。

MSITネットワーク政策局(Network Policy Bureau)のリュ・ジェミョン(Ryu Jae Myeong)政策官(Deputy Minister)は、「6G標準の策定における先行者となり、迅速な商用化に向けて技術を確保するには、産業界、学界、研究機関、政府を1つにまとめることが非常に重要になる。専門家の意見に注意深く耳を傾け、政策に反映できるよう、地上の移動通信・衛星通信両分野の協議の場を継続して提供する」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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