韓国科学技術情報通信部(MSIT)は9月30日、イ・チャンユン(Lee Chang Yune)次官が8月下旬に訪米し、サンフランシスコで開催された2024年韓米科学技術会議(UKC)に出席したほか、ローレンスバークレー国立研究所(LBNL)を訪問し、合成生物学における韓米協力の現状を確認したことを報告した。
UKCは、韓国と米国の科学者の人的交流の促進を目的として在米韓人科学技術者協会(KSEA)が主催するもので、8月21日に開催された第37回会議では、「人工知能を活用した次の時代の科学・技術・企業活動」をテーマに、著名な科学者による基調講演、14の技術セッション、7つの特別セッション、20のフォーラムが行われた。
MSITの同次官は、科学政策・外交フォーラムに出席し、世界的な基礎研究の拡大に伴う基礎科学における韓米協力の重要性を強調した。また、韓国科学技術評価企画院(KISTEP)と戦略国際問題研究所(CSIS)による韓米経済・安全保障協力に関する共同フォーラムにも参加し、重要新興技術(Critical And Emerging Technologies:CET)における協力強化に向け、両国のシンクタンク間のコミュニケーション強化を呼びかけた。
同次官は翌8月22日、LBNLを訪問し、韓国生命工学研究院(KRIBB)との間で進められている合成生物学とバイオファウンドリーに関する協力の進捗状況を確認するとともに、今後の協力計画について話し合った。さらに8月24日には、韓米半導体R&D協力センターの除幕式に出席し、同センターの役割と国内外の研究者との半導体協力を強化する方法について議論した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部