韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は、「重要新興技術の開発に向けた第1次基本計画(2024~28年)(the First Master Plan for Developing Critical and Emerging Technologies (2024-2028))」を発表した。
「科学技術主権に向けた青写真」と名付けられた今回の第1次基本計画は、韓国政府が定めた12の重要新興技術(CET)(半導体・ディスプレイ、二次電池、先端モビリティ、次世代原子力、先端バイオテクノロジー、航空宇宙・海洋技術、水素、サイバーセキュリティ、AI、次世代通信、先端ロボット・製造、量子技術)の開発に向けた中長期の展望と政策の方向性をまとめた5年間の戦略である。この計画では、韓国を世界の技術競争の最前線に位置づけ国家の能力を向上させることを目的とした、3つのタスクを中心とした政策と、CETごとの重要な政策の方向性をまとめている。
3つのタスクは以下の通り。
タスク1の中で政府は、今後5年間でCETのR&Dに30兆ウォンを投資すると述べている。またタスク2では、技術安全保障の確保に向けて志を同じくする国々(米国、日本、EUなど)との技術協力を強化するとしている。
この計画では、目的および目標として、以下が挙げられている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部