2025年01月
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OECDデジタル経済アウトルック、韓国はデジタルインフラで高い評価を獲得

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は、経済協力開発機構(OECD)が2024年11月19日に発表した『OECDデジタル経済アウトルック2024年第2巻(OECD Digital Economy Outlook (DEO) 2024, Volume 2)』において、韓国のデジタルインフラストラクチャが高く評価されたことを発表した。

この報告書は、OECD加盟国の統計データや調査への回答に基づきデジタル部門や世界的な傾向を分析したものである。

この報告書はデジタルインフラの世界的な傾向として以下のような点を指摘している。

  • OECD加盟国における通信部門への投資は2018~23年の5年間で18%増加
  • モバイルブロードバンドのサブスクリプション数は2013~23年の10年間で2倍以上に増加

韓国は、以下の分野で高い評価を獲得している。

  • 人口に対する5G基地局数で1位:韓国は住民10万人当たり593カ所の基地局を設置している。2位はリトアニア(328カ所)、3位はフィンランド(251カ所)。(OECD平均:約100カ所 調査対象国:中国と欧州連合(EU)を含む29)
  • 人口に対する5G接続数で2位:韓国の住民100人当たりの5G接続数は63であった。1位は米国(68.4)、3位以下はフィンランド(58)、中国(約57)、豪州(57)、日本(56)。(OECD平均:38.6 調査対象国:中国と欧州連合(EU)を含む37)
  • トリプルプレイバンドル(固定ブロードバンド、固定音声(電話)、有料テレビを組み合わせたサービス)が最も低価格

デジタルトランスフォーメーションには質の高いネットワークアクセスが不可欠であり、上記の結果は、韓国がデジタル移行に向けた強固な基盤を築いていることを示すものであるとMSITは述べている。

(2024年11月26日付発表)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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