2025年12月
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グローバルな官民連携によりAIエコシステムの能力強化 韓国MSIT

韓国科学技術情報通信部(MSIT)は11月12日、韓国政府が国の人工知能(AI)エコシステムの能力強化のため、米国のエヌビディア(NVIDIA)社や韓国の主要なAI企業と戦略的パートナーシップを築いていると発表した。

MSITはエヌビディア社と緊密に連携し、高性能AIインフラの確保やフィジカルAIの能力の向上、AIスタートアップ支援、韓国主要企業・研究機関との連携拡大を推進する。この取り組みは、米国のブラックロック(BlackRock)社やオープンAI(OpenAI)社とのパートナーシップに続く、グローバルな官民AI連携のコミットメントを継承する。これは世界トップ3のAI大国やアジア太平洋地域のAIハブになることを標榜する韓国のビジョンを支える。

技術協力を促進するため、韓国企業や研究機関との緊密な研究協力についても活発に議論され、韓国科学技術情報研究院(KISTI)を初めとする国内の主要研究機関と連携するセンター・オブ・エクセレンス(CoE)を設置する。このCoEを通じて、国家級スーパーコンピュータ6号機(漢江)の構築と活用、ハイブリッド量子コンピューティング環境の開発、基礎科学に不可欠なAI基盤モデルの構築、GPUアクセラレーションコンピューティング技術の高度化に関する4つの主要分野で共同研究を推進する。

また、サムスン電子(Samsung Electronics)社や韓国三大通信事業者(SKテレコム、KT、LGユープラス)、韓国電子通信研究院(ETRI)、延世大学校(Yonsei University)は、エヌビディア社と了解覚書(MoU)を締結し、基地局通信にAIを統合したAI-RAN(AI無線アクセスネットワーク)技術の共同研究と実証試験を行う予定である。

MSITのペ・ギョンフン(Bae Kyunghoon)長官は、「AIはイノベーションの推進力であるだけでなく、未来の産業の基盤そのものです。エヌビディア社とともにインフラを拡大し技術を推進することは、製造業をはじめとする中核分野における韓国の競争力をさらに強化する戦略的投資です。MSITは韓国におけるAIの主導機関として、今後もグローバルな協力を推進し、韓国が世界トップ3のAI強国になるというビジョンの実現に向けて取り組みます」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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