韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は11月12日、未来の人材に関する特別委員会第22回会合を10月30日に開催し、国家戦略技術分野におけるグローバル人材マップ(量子分野)の分析や人材の産業需要分析(AI分野)などの議題について審議、承認を行ったと発表した。
科学技術に関する大統領諮問委員会(Presidential Advisory Council on Science and Technology)の傘下にある未来の人材に関する特別委員会は、パク・インギュ(Park In Kyu)科学技術革新本部長が議長を務める省庁横断的な諮問機関であり、国の科学技術人材政策に関する協議や審議を行う。本会合では、国家戦略技術である量子分野のグローバル人材マッピングとAI分野における専門家の産業需要分析が議題として取り扱われた。
量子分野のグローバル人材マッピングでは、量子関連の学術論文を詳細に分析し、主要研究者の世界的な分布と新たな研究動向を明らかにし、量子技術に関する初のグローバル人材マップの作成が行われた。MSITは国家戦略技術分野全体にわたってグローバル人材マップを拡充し、定期的に更新することで政策立案やプログラム支援における重要な根拠資料として活用する予定である。さらに、特許庁と協力し、特許発明者分析をマップに組み込むことで、出願段階や開発段階に携わる研究者のデータ収集を行う。
AI分野における人材の産業需要分析は、国家戦略技術育成特別法に基づき実施された。前年度の二次電池分野の分析に続き、本年はAI産業に焦点を当て求人情報を分析し、労働力需要に関する客観的データを収集した。これらの成果は、政府の取り組みや予算配分、プログラム調整に役立てられるとともに、民間部門の利害関係者にも公開される。
同本部長は、「技術主導権をめぐる世界的な競争が激化する時代において、国の科学技術の発展とトップクラスの専門家の確保は、国の競争力にとって極めて重要です。政府は今後も、あらゆる戦略的技術分野における海外の中核研究者のデータベースを拡充し、研究開発ネットワークを強化し、国際協力の基盤を構築していきます。現場に根差した精密な人材分析を活用することで、国民に具体的な利益をもたらす科学技術政策を策定していきます」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部