2026年01月
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UAEとAI・エネルギー分野で戦略的協力枠組みを構築 韓国MSIT

韓国科学技術情報通信部(MSIT)は、アラブ首長国連邦(UAE)との間で人工知能(AI)およびエネルギー分野を中心とする「戦略的AI協力枠組み」を構築し、UAEスターゲートプロジェクトへの参画を含む二国間協力を拡大することで合意したと発表した。

今回の合意は、MSITをはじめ、気候エネルギー環境部、海洋水産部、産業通商資源部、国家AI戦略委員会が連名で公表したもので、UAEが進める世界最大規模のAIインフラクラスター構想「UAEスターゲートプロジェクト」への韓国の参加を柱としている。同プロジェクトは、アブダビに最大5GW規模のAIデータセンター(DC)クラスターを整備する計画で、最初の200MW規模のAIクラスターは2026年に稼働開始が予定されている。

両国はまず、韓国の国家AI戦略委員会とUAEのアブダビ人工知能・先端技術評議会(AIATC)との間で戦略的AI協力枠組みを締結し、AI投資とインフラ、AIサプライチェーンの拡大、AI研究開発などを優先分野として包括的な協力を進める。これに基づき、AI技術、応用サービス、AIとエネルギーを組み合わせたインフラ開発に関する連携を検討する。

具体的な共同事業として、原子力、ガス、再生可能エネルギーを組み合わせた電力網を活用する「エネルギーミックス型ハイパースケールAIデータセンタープロジェクト」を推進するほか、「フィジカルAI」を活用した港湾・物流分野での協力も進める。釜山港とアブダビのハリーファ港をテストベッドとし、完全自動化ターミナル運営やデータ駆動型技術の共同実証を行う計画である。

また、MSITはUAEの人工知能担当国務大臣との間でAI分野に関する了解覚書(MoU)を締結し、研究機関や企業、専門家の交流支援、民間協力およびAI関連投資の促進を通じた協力拡大を図る。さらに、局長級のAI政策諮問委員会を設置し、アブダビおよびドバイとのAIガバナンス協力を継続する。

韓国政府は、年内に関係省庁や民間企業が参加する共同作業部会を設置し、各協力分野における具体的な実施計画を協議する方針である。

(2025年12月5日付発表)
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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