2026年03月
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「オープンデータ×AIチャレンジ」でスタートアップ6社選定 韓国

韓国の中小ベンチャー企業部(MSS)は2月19日、公共機関が保有するデータを活用して中小企業向けの人工知能(AI)ソリューションを開発する「オープンデータ×AIチャレンジ」の最終選定企業として、6つのAIスタートアップを選定したと発表した。

「オープンデータ×AIチャレンジ」は、公共機関が保有する運用データを開放し、AIスタートアップが中小企業や個人事業主の課題に対応する実用的なツールを開発できるようにすることを目的としたパイロットプロジェクトである。単なるアルゴリズム開発ではなく、実際の事業現場で機能するソリューションの構築を重視している。

発表はソウルのグローバルスタートアップセンターで行われ、選定されたスタートアップは民間のAI専門家と意見交換を行い、開発過程を振り返るとともに、自社のソリューションを政策の中でどのように活用できるか議論した。

本チャレンジには124社のAIスタートアップが応募し、書類審査、専門家評価、ユーザーテストを経て、次の3分野で各2社、計6社が選定された。

  • 政府支援プログラムのパーソナライズ推薦:ペルソナAI(PersonaAI)社、ルモス(Lumos)社
  • 中小企業向けカスタマイズ型コンサルティング:ヒューム(Heum)社、マイメタ(MyMeta)社
  • 中小企業の成長およびリスク予測:AMBGEN社、クロス(Cloth)社

選定企業には事業開発や研究開発(R&D)支援、専門人材へのアクセスなど商業化に向けた支援が提供される。また政府保証付き融資や信用保証など、政策金融による支援の対象にもなる。

同日行われた円卓会議では、創業者とAI専門家が公共データ活用の技術的課題や、既存政策との統合、拡張性などについて意見を共有した。MSSは、こうした議論を今後のAIスタートアップ支援政策の検討に反映するとしている。

MSSのハン・ソンスク(Han Seong-sook)長官は、「今回のチャレンジを通じて、実社会での活用可能性が高い多様なAIソリューションが確認されました」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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