2026年07月
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国家ミッション12件でPD任命、K-ムーンショット正式開始 韓国MSIT

韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は6月12日、科学・研究への人工知能(AI)導入で2030年までに研究生産性を2倍に高め、2035年の国家競争力向上につなげる「K-ムーンショットプロジェクト」を正式開始したと発表した。

K-ムーンショットは、国家課題28「世界をリードする次世代(NEXT)戦略技術の育成」に基づく「NEXTプロジェクト」と連携し、12の国家ミッションに取り組む。ミッションには、新薬開発速度の10倍超への向上、脳インプラントの商用化、国産の小規模核融合実証炉の開発・実証、宇宙データセンターの源泉技術の確保・実証、汎用物理AIモデルとコンピューティングプラットフォームの自前化などが含まれる。

MSITは2月25日に大統領直属の国家人工知能戦略委員会(NAIS)本会議で「K-ムーンショット戦略」を発表し、3月11日の科学技術関係大臣会議で国家ミッションを確定した。5月21日までに各ミッションを率いるプログラムディレクター(PD)12人の選定を終え、新薬ミッションに漢陽大学のナム・ジヌ(Nam Jin-woo)氏、脳コンピューターインターフェース(BCI)ミッションに高麗大学のチョ・イルジュ(Cho Il-joo)氏、核融合ミッションに韓国核融合エネルギー研究院(KFE)のヤン・ヒョンリョル(Yang Hyeong-ryeol)氏、量子ミッションにKAISTのイ・スンチル(Lee Soon-chil)氏らを充てた。

ペ・ギョンフン(Bae Kyung-hoon)副首相兼科学技術情報通信相が率いるK-ムーンショットタスクフォースは、各ミッションの進捗を点検し、関係省庁との政策調整や研究開発協力を通じて、PDがミッション達成に専念できるよう支援する。発足式には、産業通商資源部(MOTIR)、海洋水産部(MOF)、韓国航空宇宙庁(KASA)、国家科学技術研究会(NST)、情報通信企画評価院(IITP)などが参加した。

発足式で、NAISのユ・ヨンギュン(Yoo Yong-kyun)局長が、学習データ、コンピューティング、AIモデルなどの科学AI資源を統合し、科学AIのOSプラットフォームを開発・普及させる方針を説明。同科学技術情報通信相は「AI競争で先行するにはAI競争力の確保が重要ですが、最も重要なのはAIで最終的に何を達成しようとするのかです」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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