2021年08月
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研究基盤ロードマップの策定で作業部会を設立 豪政府

オーストラリアのクリスチャン・ポーター(Christian Porter)産業・科学・技術相は5月28日、アラン・タッジ(Alan Tudge)教育・青少年相と連名の報道発表資料で、2021年版の研究基盤ロードマップの策定に関する専門家作業部会の設立を発表した。

同作業部会はズィギー・スウィトコウスキー(Ziggy Switkowski)博士が部会長を務め、研究機関や学術機関と協議しながら、今後5年から10年間における同国の研究基盤のニーズや優先事項を盛り込んだロードマップの作成を主導する。

タッジ氏は、新しいロードマップでは引き続き、イノベーションの推進と景気回復の支援に注力するとし、「2016年版のロードマップが発表されてから、世界は大きく変わりました。国内の研究基盤は、森林火災や新型コロナウイルスのパンデミックからオーストラリアが立ち直るうえで重要な役割を果たします」と表明した。

オーストラリア政府は研究部門への長期的な支援の一環として、2028年から2029年にかけて国内の研究基盤に40億豪ドル(約3200億円)を投資することを計画している。

ポーター氏は、政府の優先事項を実現するためには、製造能力の強化を含めたデジタル技術や科学、研究能力への投資が欠かせないと述べた。

作業部会のメンバーは共同研究や産業、イノベーション、先進技術に関する経験に基づいて選ばれ、スウィトコウスキー博士を含む6名のメンバーと、3名の職権上のメンバーで構成される。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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