2021年09月
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産学共同研究プロジェクト67件選出、計3,170万豪ドルを助成 豪政府

オーストラリア政府は、国内の大学研究者と産業界のリーダーらの共同研究を支援するプログラム「オーストラリア研究会議(ARC)連係プロジェクト(Australian Research Council (ARC) Linkage Projects)」の助成対象として新たに67件のプロジェクトを選出し、合計3,170万豪ドル(約26億円)を提供する。このプログラムは産学連携を通じた同国の経済成長やより良い社会づくりを促すことが目的。発表は7月29日付。

アラン・タッジ(Alan Tudge)教育・青少年担当相はこれらのプロジェクトについて、新興技術におけるオーストラリアの最前線の地位を保ち、国民に実社会面の利益をもたらすと述べた。

プロジェクトは学校の設計や献血の推進、農業、宇宙・防衛用のレーザー技術等多岐にわたる。タッジ氏は、トップ企業による経済面や知識面の支援を生かして、研究の成果を実用的なソリューションに転換できると期待する。

172のパートナー組織からも、合計5,200万豪ドルの資金や支援が提供される。
選出された主なプロジェクトは以下の通り。

  • マッコーリー大学(66万3,541豪ドル):衛星通信やスペースデブリの管理を改善する、ダイヤモンドを用いたレーザーの開発
  • フリンダース大学(65万9,669豪ドル):電子廃棄物から金、銀、パラジウムを回収する技術の開発
  • オーストラリア国立大学(65万4,642豪ドル):水素の利用しやすさと持続可能性を高める低コストの水素貯蔵技術の開発
  • カーティン大学(39万6,000豪ドル):船舶の衝突を防止するオンラインの海運モニタリングシステムの開発

ARCはこれまで、959件の研究プロジェクトに対し5億4,860万豪ドルの助成金の支給を決定している。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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