2021年10月
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米バイアサット社と宇宙産業発展に向けた共同声明を発表 豪宇宙庁

オーストラリア宇宙庁(Australian Space Agency)は、米国の通信企業バイアサット社のオーストラリア法人(Viasat Australia)と戦略的意図と協力に関する共同声明(Statement of Strategic Intent and Cooperation)に署名した。8月26日に発表した。この共同声明は、宇宙産業の発展に向けた宇宙庁の計画「オーストラリア民間宇宙戦略(Australian Civil Space Strategy)2019-2028」の実行を促進するものとなる。

声明では、宇宙庁とバイアサット社がオーストラリアの宇宙産業の能力や競争力を強化するという目標を共有していることを確認。そのうえで、「オーストラリア民間宇宙戦略」の実現に貢献し、国家的な関心事項に関わる以下のようなバイアサット社のプロジェクトや協業が可能な領域を提示している。

国際プロジェクト

  • 衛星コンステレーション「ViaSat-3」を活用したブロードバンド通信サービスやIP技術の輸出

国内プロジェクト

  • 地球観測サービス:アリススプリングスの地上局を拠点としたリアルタイムアース(Real Time Earth: RTE)技術の活用推進
  • 通信技術・サービス:ViaSat-3衛星の民生・防衛用途への活用に向けた地上インフラの建設等
  • 人材育成:衛星関連エンジニアを含む人材の拡充、知識交換等
  • 啓発:大卒者向けインターンシップを通じた教育機会の拡大等

この共同声明は宇宙庁とバイアサット社が今後も協議を続ける意思の表明であり、法的義務や契約締結義務を発生させるものではないという。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部