2021年11月
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インド太平洋における責任あるAI利用に関するワークショップ開催 豪と米国

オーストラリア産業・科学・エネルギー資源省(Department of Industry, Science, Energy and Resources)は10月21日~22日に、米国国務省及び首都キャンベラの米国大使館と、インド太平洋地域でのAI(人工知能)の責任ある利用に関するオンラインワークショップを開催したと発表した。

ワークショップには、インド太平洋地域の20を超える国々から、学術界の専門家や政府高官、企業関係者らが参加した。パンデミックからの復興、雇用創出、環境保護、公衆衛生等に関する責任あるAIの利用について、先進国と途上国が話し合う貴重な機会となった。

オーストラリアのサイバー問題・基幹技術大使、トビアス・フィーキン(Tobias Feakin)博士は、「オーストラリアは、人権や基本的自由を保護、推進するAIの設計、開発、利用に向けてパートナーと密に連携していく」と述べた。

米国の国家AIイニシアティブ局(National Artificial Intelligence Initiative Office)局長、リン・パーカー(Lynne Parker)博士は、「バイデン・ハリス政権は、世界各国のパートナーと連携して民主主義的な価値観を推進し、あらゆる人々の状況改善や問題解決、より公平な社会の促進のためにAIが利用されるよう取り組む」と語った。

このワークショップは、2020年に開催された、科学技術に関する米国とオーストラリアの合同委員会(Joint Commission Meeting on Science and Technology)の成果の一環。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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