オーストラリアと韓国両政府は2021年12月9日、第1回目サイバー・基幹技術に関する政策対話(Australia-Republic of Korea (ROK) Cyber and Critical Technology Policy Dialogue)をオンラインで開催した。これは両国の外相が同年9月13日に調印したサイバー・基幹技術での協力に関する了解覚書(MoU)に基づくものである。
オンラインで開催された政策対話(写真提供:豪政府)
オーストラリアと韓国は「開かれ、安全で、安定し、アクセス可能で、平和なサイバー空間」を実現するとの約束を再確認した。
対話においては、情報共有の促進、地域全体の意識向上や能力構築に向けた二国間協力、安全なサイバー・基幹技術の設計・開発・利用による共通の経済的繁栄、規範や規格に関する多国間協力の促進等、幅広い問題が議論された。
両国は、能力構築や多国間会議の調整において連携すること、サイバー犯罪調査の支援や基幹技術の規格、産学連携等、共通の関心分野に関する情報を共有することに同意した。
オーストラリア側の代表団は外務貿易省サイバー問題・基幹技術担当大使(Cyber Affairs and Critical Technology)のトビアス・フィーキン(Tobias Feakin)博士が、韓国側の代表団は外交部国際安全保障問題担当大使(Ambassador for International Security Affairs)のイ・チョンミョン(Lee Choong-myon)氏がそれぞれ率いた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部