オーストラリア政府は、国内の水素産業に関する初めての報告書『State of Hydrogen』を発表し、2030年までにクリーン水素の生産と輸出における世界的リーダーになるという目標に向け着実に前進しているという見解を示した。2021年12月10日付。
同報告書には、2019年に発表された「国家水素戦略(National Hydrogen Strategy)」以降のクリーン水素産業の構築に関する進捗状況がまとめられている。
(画像提供:豪政府)
水素産業の構築は、炭素排出量の削減や新規雇用の創出、地域経済の活性化につながると期待されている。
同報告書の概要は以下の通り。
また同報告書は、国内外の水素産業が直面している以下のような課題を指摘した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部