2022年01月
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2030年までにクリーン水素の生産と輸出で世界的リーダーに 豪政府が報告書

オーストラリア政府は、国内の水素産業に関する初めての報告書『State of Hydrogen』を発表し、2030年までにクリーン水素の生産と輸出における世界的リーダーになるという目標に向け着実に前進しているという見解を示した。2021年12月10日付。

同報告書には、2019年に発表された「国家水素戦略(National Hydrogen Strategy)」以降のクリーン水素産業の構築に関する進捗状況がまとめられている。

(画像提供:豪政府)

水素産業の構築は、炭素排出量の削減や新規雇用の創出、地域経済の活性化につながると期待されている。

同報告書の概要は以下の通り。

  • 「国家水素戦略」で挙げられた優先行動に関して目覚ましい進展がみられる。
  • オーストラリアは進行中のクリーン水素プロジェクトの規模が世界最大である。
  • 水素産業は世界中で勢いを増しつつあり、オーストラリアでも他国をしのぐ速度で成長している。
  • 政府、産業、海外パートナー間の強力な連携が、オーストラリアが水素の世界的リーダーを目指すうえでの後押しになる。

また同報告書は、国内外の水素産業が直面している以下のような課題を指摘した。

  • 需要の創出
  • 低コストな大規模生産の実現
  • 配送コストの低減

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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