2022年01月
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ナノセンシングや太陽光燃料に関する4つの新プロジェクトを支援 豪シドニー大学

オーストラリアのシドニー大学ナノ研究所(University of Sydney Nano Institute)は、2022年より開始される「Grand Challenge」プログラムの第2コホートに選出された4つのプロジェクトを発表した。2021年12月8日付。

(提供:シドニー大学)

このプログラムは、社会、経済、日常生活上の新たな課題に取り組む学際的な研究プロジェクトを支援することを目的としている。今回選出されたプロジェクトの概要は以下の通り。

  • 「Nanosensing Airborne Pathogens for Public Biosecurity」:公衆バイオセキュリティの改善に向け、空気感染する病原体を検出するナノスケールのセンシング技術を開発。
  • 「Eco-Active Building Envelopes」:密集した都市環境においてエネルギーや水の自給自足、食料生産、熱ストレスや汚染の低減を可能にする次世代の建築物の基礎を構築。
  • 「Solar Fuels」:太陽光を捉えて高エネルギーの再生可能燃料に瓶詰め(bottle)する、新たなナノ材料と化学プロセスを開発。
  • 「Organ-on-chip for blood clot assessment」:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種を受けた人の血栓傾向を検出する、血管画像を用いたマイクロ流体デバイスを開発。

各研究チームには、ナノ研究所より2年間にわたり年間約7万5,000豪ドルが提供される。

ナノ研究所のベン・エグルトン(Ben Eggleton)教授は選出された4つのプロジェクトの研究対象について、「バイオセキュリティから持続可能性、健康に至る、今日の世界が直面している課題を表している」とコメントした。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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